シャルル・ド・フェール トラディション・ブリュット
Charles de Fère Réserve Chardonnay Tradition Brut
参考小売価格:2500円ぐらい
産地:フランス
品種: シャルドネ
購入元:アマゾン
インポーター:国分ワイン
普段は学びの一環として、分析的にワインを味わうことが多い。
しかし、今日ばかりは野球を見ながら、何も考えずに飲みたい夜。
そんな時に手が伸びるのは、やはり「安泡」だ。
アマゾンセールで購入した、国分ワインのフランス産スパークリング6本セット。
シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵にもかかわらず、6本で5,556円。
1本あたり千円を切る価格帯で、しかもそのうち5本がクレマンという、
どう考えても“価格崩壊”な内容だった。
その中で、唯一「地域名なし」のただの“Vin de France”がこの1本。
つまり、最も気軽に飲める1本というわけだ。
ところが調べてみると、定価は2,500円。
「シャンパーニュに引けを取らない」と説明文に書かれていて、
思わず「いや、それはないだろう」と笑いながらも、
ほんの少し期待してグラスを手に取った。
注ぎたての泡は見事。
グラスの底から細かな気泡が立ちのぼり、
香りはコンポートされたレモン、蜂蜜、そしてほのかなナッツ。
その瞬間は確かに「まるでシャンパーニュ」の気配を感じた。
ただ、口に含めば一転。
余韻もコクも薄く、いかにも“千円スパークリング”らしい軽さがある。
言い換えれば、頭を空っぽにして飲むには最適な軽快さだ。
定価2,500円のブラン・ド・ブランを千円以下で楽しめると考えれば、
これはもう大勝利。
そして、思考を止めてただ野球を眺めたい夜には、
この“安泡”こそが最高の相棒になる。
シャンパーニュのように深く考えさせない、心地よい軽さ。
そんな一本に乾杯したい。
庶民のお酒ランク(詳細)
今回のワインは:Bランク (24年3月より基準改定)
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